+言葉+
(※最初に忠告文)
この話は【雪桜】の話の
『あぁ、今日も我が犯した罪は………雨によってすっかり洗い流されたのだ』
との各務姉さんの思い以降がもしもギャグだったら?
と想定して書いております(笑)
あのままシリアスで穏やかに終るままでいいよ!と思ってる方。
【雪桜】のイメージをブチ壊したくない方は
このまま読まないで戻りましょう(笑)
………確認しましたか?
わ、私ちゃんと忠告しましたからね?(笑)
それでも読んでやるぜ!という方はスクロールバーを下げてお読み下さいまし。
ではどーぞ♪
(ちなみにネタですから!……あ、あくまでイメージですからね?/どきどき)
さ、最後に。
毎回毎回くだらないネタばかりですいませんm(_ _)m(笑)
そして、次に相手が紡いだ言葉に我は…ひどく驚かされる事になる。
「……さて、折角晴れてきた事だし、皆で縁側でお茶でもしようか?
………ね、比奈伎?」
「!」
立ち上がって慌てて振り返ったそこに、
障子の向こうから恐る恐る姿を見せたのは
少しバツの悪そうな顔をして立っている比奈伎の姿。
「……比奈」
「…………すまない」
呆れた顔で名前を呼べば、とても申し訳なさそうな顔で謝るものだから
何だか可笑しくて、我はそれに小さく笑った。
………全く。
揃いも揃って心配性だね。
溜息も出んといわんばかりの顔で比奈伎を見ていたら、
隣に居た佐久弥が小さく我に囁く。
「大丈夫だよ、比奈伎が来たのはついさっきだから。
………さっきの各務の泣き顔を見たのは私だけだよ?」
言われた言葉に慌てて振り返れば、佐久弥はにっこりと微笑む。
その笑顔があまりに綺麗過ぎるから、
文句を言う事も出来ずに言葉に詰まってしまう。
「………言わないでおくれよ?比奈には」
そうしてやっとの思いで紡いだ小さな小さな言葉に、
佐久弥はもちろんといわんばかりに
自信に満ちた笑みを浮かべて口元だけを動かす。
それを見た瞬間。
何かが体の中で血が逆流しそうな感覚を覚えて、
我は素早く相手からその視線を逸らす。
そして逃げるように比奈伎の元へと行き、その袖をぐいと強く引いた。
「…ちょ…っ何だ、突然!?」
「比奈、一緒に茶の準備をしにいこう、手伝え」
「!?なんで俺がッ」
「文句を言うなら先日のあの件、佐久弥にもバラすよ?」
「………」
それから暫し間を置いた後。
渋々、と言った感じで比奈伎が佐久弥に向かって声を掛ける。
とても…とても小さな声で。
「……ちょっと、行って来る」
それにくすっと笑って佐久弥が行ってらっしゃいと見送る。
我はそんな相手の顔を見ずに静かに歩き出した。
その後を比奈伎が追ってくる。
ブツブツと我に対して愚痴を言って。
「何なんだ、突然あんな!!…………?各務?」
「………だ」
「は?」
「……の男……卑怯だ…」
「……?一体誰のことだ?」
「……!」
言われて、ふと足が止まった。
口元に手をやる。
……我は今、何を考えた…?
「…………でもないよ」
「?」
「何でもない!!」
突然張り上げた声に比奈伎が驚いて我を見る。
それに我は静かに微笑んでまた何でもないと呟いた。
……そうだよ、何でもないよ。
今思った事は……
「…か、各務?顔が赤いぞ。………だ、大丈夫か?」
「……………平気だよ」
あんなものは幻だ。
心の中で思った事を掻き消す様にして頭を振り、我は再び歩き出す。
……悔しい。
我だけに見せる様にして笑顔であんな……
たった一つの言葉を言われただけで惑わされる自分がとても、……悔しい。
『あんな可愛い各務、誰にも見せたくないよ』
「……くっ、……次は、覚えておれよ!」
「だから何がだ!?俺を無視してどんどん先へ行くなよ、各務!」
唇を噛み締めながら我はその場を足早に去っていく。
後ろからは訳も分からず呟く自分を追いかける比奈伎が我を怒鳴っていた。
終。
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